やられたやられた、まったくもってやられましたよ。そ、新型「BMW 3シリーズ」。というのも、その出来の良さだけでなく、ビジネスのうまさ、レトリックの巧みさにおいてね。
『webCG』読者のみなさまにはいまさらのスポーツセダンも、今回で6代目。最初は中核モデル「328i」のみの発売だけど、なにより驚いたのは、メインディッシュたるエンジンだ。
BMW自慢の“新世代ダウンサイジング系”で、わずか2リッターの直噴直4シングルターボエンジンでありながら、最高出力245psに最大トルク35.6kgmの猛スペックを達成!! これはBMWが同格としている先代の直6モデル「325i」に比べ、パワーで13%、トルクで30%のアップ。しかも、最新の8段ATやアイドリングストップ機構なども組み合わせて、燃費は24%アップの15.6km/リッター! ただし、測定モードは10・15モードですけど。
まぁ、「プリウス」なんかと比べるとアレだが、直接的なライバルと比べるとそのスペックは圧巻で、例えば現行「メルセデス・ベンツCクラス」の、1.8リッター直4ターボを積む上級モデル「C250」が204psで13.8km/リッター、「アウディA4」の「2.0 TFSIクワトロ」が同じく211psに12.0km/リッター(共に10・15モード燃費)と、新型「3シリーズ」の方がパワーは圧倒的に高い上、燃費まで良い。正直、スペックで比べると「3シリーズ」の圧勝。これはもう、“ハイパフォーマンスエコカー”といえる。