トップニュース(リスト)新型クロスオーバー「マツダCX-5」発売 (12.02.16)
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「マツダCX-5」
 新型クロスオーバー「マツダCX-5」発売
マツダは2012年2月16日、新型のクロスオーバーSUV「CX-5」を発売した。
チーターのもつ躍動感を表現したというサイドビュー。
ドライバーオリエンテッドなデザインが採用されたインテリア。カラーリングは黒系で統一される。
■“マツダのこれから”が満載

2011年9月のフランクフルトモーターショーでお披露目された「マツダCX-5」が、日本国内で正式にデビューを飾った。SUVタイプのマツダ車としては、2006年12月に発売された「CX-7」以来のニューモデルである。

内外装のデザインには、これまでコンセプトモデルで示されてきた「魂動(こどう)」と呼ばれる新しいデザインテーマが採用される。さらに同社が「スカイアクティブ」と呼ぶ新世代技術も漏れなく投入されており、マツダのこれからを占うクルマとしての、重要な役割を担う。

なかでも注目なのは、パワートレイン。燃焼効率を極限まで追求したというガソリンエンジンだけでなく、最新の排ガス規制をクリアした次世代クリーンディーゼルエンジンもラインナップされており、最新のトランスミッションや新開発のシャシーなどと相まって、ドライバーに優れた環境性能と安全性能、そして走る歓びを提供するという。

駆動方式は、一部グレードを除き、FFと4WDの2タイプ。価格は、ガソリン車が「20C」(FF)の205万円から「20S」(4WD)の241万円まで、ディーゼル車が「XD(クロスディー)」(FF)の258万円から「XD Lパッケージ」(4WD)の319万円までとなっている。

日本国内における月間の目標販売台数は1000台とされ、今後は北米や欧州、オーストラリア、さらにロシア、中国、メキシコといった海外の市場でも展開される。

インストゥルメントパネルは、水平基調のデザインで車体の安定感を演出。その表面はソフトな素材で覆われる。
■ヤル気にさせる(?)内外装

マツダの新しいデザインテーマ「魂動」が、量産車として初めて採用された「CX-5」。フロントまわりは、これまでの五角形グリルから発展した「シグネチャーウイング」を中心にデザインされ、その表情やサイドビューには、最速の動物であるチーターのイメージを反映。スポーティーかつ堂々としたエクステリアに仕上げられた。

ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4540×1840×1705mmで、ホイールベースは2700mm。同カテゴリーの先達(せんだつ)「CX-7」と比べると、130mm短く、30mm細身で、60mm低いプロポーションとなっている。

インテリアの造形は、「ひと目で運転してみたいと感じられる空間」がテーマ。計器類やフロントシートはスポーツカーを思わせるデザイン処理がなされ、黒基調の室内と相まって、コクピットムードを盛り上げる。
「アクセラ」より60mm長いホイールベースにおさまるキャビン、特に後席のゆとりも自慢である。さらに後方に広がる荷室は、5名乗車時で500リッターの容量を確保。後席は40:20:40の分割可倒式で、中央部のみ倒して長尺物を積むこともできれば、フルフラットにして1620リッターのラゲッジスペースを作り出すこともできる。

サイドミラーをドアパネルじか付けとしてAピラー周りの視界を確保したり、カメラを用いてリアやサイドの死角をルームミラー内に投影するなど、運転をしやすくする工夫も盛り込まれている。
新開発のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」。4リッターV8ガソリンエンジンに匹敵するという42.8kgmの最大トルクを、2000rpmで発生する。
荷室容量は、500〜1620リッター。写真上部に見える「カラクリトノカバー」は、ハッチの開閉に連動して可動する技ありのアイテムだ。
ディーゼル車に採用される19インチホイール(グレードによりオプション扱い)。組み合わされるタイヤのサイズは、225/55R19。
■目玉は新たなディーゼル車

「CX-5」には、ガソリンとディーゼル、2種類のパワーユニットが用意される。
2リッターの直4ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」(155ps/6000rpm、20.0kgm/4000rpm)は、「アクセラ」シリーズにも採用された高効率ユニットに4-2-1の排気システムが組み合わされ、燃焼効率が一段とアップ。燃費は、JC08モードで16.0km/リッター、10・15モードで17.6km/リッターを達成する(数値はいずれもFF車)。

もうひとつは、ツインターボで過給される新開発のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」(175ps/4500rpm、42.8kgm/2000rpm)で、4リッターV8ガソリンエンジンに匹敵するという豊かなトルクが持ち味。徹底したフリクションロスの低減や軽量化などにより、JC08モードで18.6km/リッター、10・15モードで20.0km/リッター(「XD」グレードのFF車)の燃費性能を獲得した。他社が採用しているリーンNOx触媒や尿素SCRシステムに頼ることなく、最も厳しい排ガス規制である日本の「ポスト新長期規制」をクリアしている点も、見どころである。

マツダによれば、日本におけるガソリンとディーゼルの受注比率は50:50となる見込み。現在、ディーゼル乗用車の市場シェアは1%にも満たないが、今回の「CX-5」で新たな価値を提案したいという。

いずれのエンジンも、アイドリングストップシステム「i-stop」は標準装備。トランスミッションはMTこそ用意されないものの、ロックアップ領域を拡大することでMTのようなダイレクトな加速フィーリングを実現したという新しい6段AT「SKYACTIV-DRIVE」が組み合わされる。駆動方式はFFに加えて、4WDも選べる。

なお、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式で、リアがマルチリンク式。ホイールは、ガソリン車が17インチで、ディーゼル車には17インチに加えてふたまわり大きな19インチも用意される。

安全性能にも抜かりはなく、運転席と助手席に加えて、カーテン&フロントサイドのエアバッグも全車標準。横滑りを防止するDSCやTCS、ヒル・ローンチ・アシストといったハイテク装備も全てのグレードに備わるほか、一部グレードには、ブレーキを自動制御して衝突被害の軽減を図る「SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)」も用意される。
(webCG 関)

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